タイ最大手のワイナリー サイアムワイナリー&ホアヒンヒルズヴィンヤードに行ってきました。

ワイナリー(オフィスと醸造所)はバンコクから車で1時間ほどのところにあります。
世界中からワインを輸入販売している商社でもあります。

ワイナリーの方で設備を見せてもらい試飲をさせてもらいました。

ここはスタンダードなものから高い特別なワインがありますが、スタンダードなものの方がおいしい。特にロゼはオリエンタルなジャスミンのような香りがあり、やや甘味もあるのでエスニックにとても合うと思います。

ワイナリーをみた後は、ここからさらに2時間離れた畑へ移動。(バンコクからは合計3時間かかります)

http://www.huahinhills.com/hhhsnw2/

ホアヒンヒルズビンヤードという540エーカー(65万坪?)広大な葡萄畑&リゾートがあります。

景観のすばらしさは想像以上。
本当に驚きました。

象にのって畑をまわることができます。

オープンテラスで畑をみながら食事やワインのテイスティングもできます。

バンコクからちょっと遠いのですが、本当に来てよかったと思える場所でした。

ただ、バンコク市内もですが、ここのすべてのお値段がチェンマイと比べると桁違いで、ダイソー生活からいきなり高級デパート生活になったみたいで、わたしの目玉は飛び出っ放しです!!
Σ(゚Д゚ノ)ノ おおぉぉぉぉ〜

シーフードパスタとスパークリングワインで1800円〜!
いつも食べてるのは一皿100円ぐらいのもの…。
おいしかったですけどね(めっちゃ辛かったです)



ここから少し専門的?な話になりますが…

いまの葡萄のステージは、開花が終わって緑の葡萄の実がついてきたところ。
仕立てはVSP短梢、スマートマイヨーガです。

わたしはタイのブドウ栽培に関して高温多湿で栽培が大変だと思っていたのですが、それは完全に誤解でした。
開花から収穫(2月)までの間、乾季で雨が降らない。
これは葡萄にとってはとても理想的なことです。日照時間も稼げるし、病気にもなりにくい。雨が降らなさすぎるので潅水設備が必須なぐらい!

でも、ワインを飲んだ印象では酸が少なく、複雑さに欠ける。たぶん昼と夜の寒暖差が少ないため糖度が高く凝縮感があり複雑さのある葡萄になりにくいのではないかと思いました。

ですので、醸造技術でカバーできるスタンダードレンジは、どれもバランスよくきれいに作られているけれど、葡萄のクオリティで勝負するハイクラスレンジのものはやはり値段のわりにいまひとつ…という印象になるのだと思います。
(高いレンジって7000円〜8000円ですよ!タイのワインで!!この値段に見合うワインなんてなかなかないものです)

やはり一押しはロゼです!日本にも輸入されていますのでタイ料理屋さんなどで見かけたら飲んでみてください^^


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