歌劇:トゥーランドット ベルリン ドイツ・オペラ(Deutsche Oper Berlin)

こじんまりした劇場だけれども、どこに座っても見やすく聴きやすいと思われます。
(外観の写真、取り忘れたらしい…)

今日の見え方はこんな感じ

舞台は上から見る方が見やすいだろうということでバルコニー席の一番前。
とってもよく見えます。
この席で2人で110ユーロ(13,086円)でした。

大好きなオペラ、トゥーランドット( *´艸`)
好きなオペラはいろいろありますが、「長いんだよね」とか「最後が絶望的に悲劇で…」とか一長一短あり、やっぱり一番好きなのを挙げるとしたらコレかも。

映画「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」の中で、ウィーンオペラ座が舞台となるシーンがあり上演されているのはコレ「トゥーランドット」なんですよヾ(*´ω`)ノ゙


オペラはよく知らないけど、見てみようかなって思う人に最初にみてほしい作品。ぜひ!

まず出だしのインパクト。
あの五音階が鳴り響くだけで、東洋のお話ってわかる。(もとの物語はアラビアらしいけど)

オペラ始まってすぐに、カラフは父親とその召使のリューと再会。
この展開の速さが素晴らしいですよねえ〜
最初から最後まで話の展開が早く、途中で飽きることがありません。

ピン・ポン・パンの3大臣の掛け合いなど(この日の演出はお一人が女装役)、キャラ設定も明確でわかりやすい。

「謎かけ」というモチーフも好奇心をそそられるし、愛を知らない姫がカラフと出会って愛に目覚めていくというテーマも素晴らしい。

その愛に目覚めるきっかけとなるリューの自己犠牲の死。
リューの美しいアリア。

そしてオペラの中でも有名なアリア「誰も寝てはならぬ」をカラフが歌い上げる。
後半のクライマックス。
今日のカラフも素晴らしくてずっと聴いていたいほど。

アリアも美しいけれど、最初から最後まで終始美しい旋律が流れている。

最後はハッピーエンドだけれど、これはリューの犠牲の上になりたっていることを象徴するかのようにリューの遺体はずっと舞台に吊り下げられたまま終わる。

今回のこの舞台、合唱が素晴らしい、歌手も素晴らしい!オケも素晴らしい!

…のですが、時々この3つが大幅にずれる…。
それがちょっぴり気になりました。

まあ、明確に指示しない指揮者が悪いですかね。
すべてが素晴らしい中、指揮者だけが残念という…笑