私の行動を大きく変えた本(モーニングページ)



私は本を読むのが大好きで、小説、スピリチュアル、ライトエッセイなど幅広く活字を読みます。その時々で、ミステリーばかりだったり、疲れているときは軽い読み物だったりしますが、自分を変えたいときには自己啓発本をよく読みます。

このテの本は自分が満たされている時、特に悩み事がない時などは、まるっきり読みません。
読んでみても「はあ?」って感じで全然ぴんとこない。 

そのかわり、読みたいときは、自分がものすごく欲しているので、いくらでも言葉が入ってくるし、頭の中でもさまざまな考えに展開していきます。読んで考え方にヒントを得たり、自分の視野が広がるように感じたりします。

その中で、「行動」そのものに結びついて自分の行動や思考パターンを変えた本、それが、「ずっとやりたかったことをやりなさい」というジュリア・キャメロンの本です。
あまりにもベタなタイトルゆえに、書店で見かけても手に取らなかった本です。
これは、私的にはタイトルがイマイチなのですが、原題は「Artist’s way」といって、自分の中のアーティストを育てる、という内容なのです。

12週間の課題をこなしながら、進んでいく内容になっています。
精神論的にいろいろと語る本が多い中で、これは具体的に何をするのか指示してくれるため、非常に行動に結びつきやすく、「わかっているけど、なかなか行動できない」という悩みを解決してくれます。

大きな柱は
1.モーニング・ページを書く。
2.アーティスト・デートをする。

の2つです。(今回はこのモーニングページについてのみ書きます)
モーニングページは「脳の排水」と書かれている通り、脳の中に浮かぶどーでもよいようなことを毎朝3ページにわたって書くというものです。
私は、日記すら書かないし、3ページも何を書くの!と思いましたが、とにかくこれを続けます。書くことがなければ「なにも書くことがない…」とひたすら3ページ書いてもいいのです。排水を続けていくと、だんだん自分の中の大切なものもぽろっと出てくるようになります。
それを12週間続けます。私はこれを昨年の9月から12月末まで続けました。
最初のころは「書くことがない」とか「眠い」とかだらだら書いていました。

ひたすら頭に浮かんだことを書くだけで、考えて書いているものとは違います。

続けていると「夜でもいいのか?」という疑問が出てきます。
でも私は朝、起きてすぐということに意味があると思っています。実際に夜書くと「今日あった出来事」を書いてしまうようです。

まだ「夢うつつ」な状態で自分の潜在意識の中にあるものを出していくのです。
このモーニングページは多くの人がやっているので、ネットを見ればたくさん体験がつづられています。ぜひ見てみてください。アマゾンの書評にもたくさん体験談やレビューが出ています。

あと「1ページでもいいのか」ともふと思いますが…。
毎朝3ページというのは、結構大変です。
でも私はどなたかのブログで「1ページ半を過ぎると、重要なことが出てくる」ということを読んで、「それはそうだ!」と思って、がんばって続けています。
たしかに最初の1ページよりも最後の方に核心に触れるようなことがあるような気がします。
9週目までは読み返しません。9週目になったら読み返しながら、自分にとって大切なキーワードをひろってまとめていきます。自分にとって重要なことは繰り返し書いているものです。
これをはじめてから、自分の中心がブレなくなったように思います。
自分に一貫性が出てきて、そして行動に移せるようになってきます。
こういうことしたい…と書きづつけているうちに、やらずにはいられなくなるのです。
私がブログを始めたのも、実はこれがきっかけ。

自分を変えたい、こんな風になりたい、そんなビジョンがあるなら、ぜひ読んで そして実践してみてください。
長い人生のたった12週間です!