バッハの街、ライプツィヒ
素敵なバロックの街ドレスデンからバッハの街ライプツィヒに移動してきました。
バッハの街、ライプツィヒ♪
ライプツィヒの駅はショッピングモール直結で素敵です!
ここのお目当ては「ネルソンスとゲヴァントハウス」のコンサート♪♪
2015年のウィーンでも「ネルソンス&バーミンガム市響」を聴いたのですが楽しみです。
さっそく街を歩いてみたら、メインストリートにはたくさんのアジアやカレー屋さんエスニック料理屋さんがあります。
一見、素敵なカフェ…みたなところもカレー屋さんだったりします。
そして、その中の一つに入って久しぶりのアジア料理!!
もお〜飛びついた!!
生き返る〜〜!!
大満足!!
ライプツィヒの街は歩いて回れるぐらいの小さな町ですが、この人口でこんなに必要??って思うぐらいショッピングモールがたくさんあります。
そのモールの中にドイツの歴史上の重要人物「ゲーテ」の書いた「ファウスト」に出てくる酒場、アウアーバッハス・ケラーがあり、
その前に「ファウストとメフィストフェレス」の銅像があります。
客引きに連れていかれる気の弱いサラリーマンにしかみえませんが(^^;
街をさらに歩いていくと、バッハの活躍したトーマス教会が見えてきました。
中に入るとバッハも弾いていたオルガンが演奏されています。(たぶん、練習を兼ねて)
この教会の中で体にも伝わってくるほどのオルガンの響きを感じていると、教会建築や信仰というものと音楽が深く関わっていることを思います。
こちらは素敵なガラス張り建築のまるで教会のような「ライプツィヒ大学」
大学を背にすると右手にゲヴァントハウス、左手にオペラハウスがあります。
こんな素敵な場所に位置し、音楽専攻のレベルも高そうなのにコンサートでは殆ど若者を見かけなかったのでした…。
ドレスデン郊外のワイナリー
ドレスデンから路面電車に乗ってワイナリーに出かけました。
ドレスデンの中心部から30分ほど離れただけで住宅街と緑の広がるエリアになります。
すごい傾斜…写真で伝わりますでしょーか。
これは日当たりも水はけもめっちゃ良さそう!
このエリアにある一軒のワイナリーでワインと食事をいただきました。
天気が良いので皆さん外でのお食事。
イヌの散歩をしている人も多くみかけました。
ワインはドイツらしく白ワイン中心(ケルナー、リースリング、ミュラートゥルガウなど)&シュペートブルグンダー(ピノノワール)
ドイツの白ワインは酸が綺麗で本当に美味しい。
ドイツのピノノワールはここ数年注目されていますが、このピノはちょっと樽が勝ってるかな。
ワインも食事も美味しくてサイコーでした。
日本を出発してから、ずっとビールと肉やソーセージばかりだったので生き返りました!
ドレスデン市街に戻ったらちょうど夕暮れ(21時ぐらい)
平日の夜なのに多くの人がキャッチボールしたり、ランニングしたり楽しんでいました。
こういうところすごく不思議で素敵です。
日本だと仕事が終わった後、買い物や食事の用意、片付けなどに追われてあっという間に寝る時間になってしまいます。
夕暮れがドレスデンの建物に綺麗になじんでいました。
ドレスデン ゼンパーオーパー(オペラ座)
この劇場ではリヒャルト・ワーグナーが1843年から1849年まで指揮者を務めており、『リエンツィ』『さまよえるオランダ人』『タンホイザー』の初演の地としても知られる。(Wikipediaより)
という由緒ある憧れのオペラ座です。
現在はティーレマンが音楽監督です。
そもそも、今回の旅は私の長年の夢「ベルリンでベルリンフィルを聴く」を叶えるために企画したもの。
じゃあついでに同じく長年行ってみたいと思っていたアマデウスのロケ地「プラハ」にも行こう、ということになり、
じゃあついでに、プラハからベルリンに行く途中に「ドレスデンに寄っちゃおう」ということになり…
残念ながらティーレマンはいなかったけれど、このゼンパーオーパーの中で何かを聴いてみたいということで、チケット取りました。
し、知らない…。
テンション上がる演目でなく残念でしたが、この劇場内に入れるだけでワクワクです♪
外観も美しいですが内部の豪華絢爛で美しいこと!
今回まわった劇場の中で一番の美しさでした。
舞台の見え方はこんな感じ。
良い席でしたがチケットは80ユーロと結構高い。
古典演目でないせいか、客入りは7割ぐらいで意外と若い人が多い。
オケの音も歌も綺麗に響くホールで音響はすごくよかったです。
一応あらすじはネットで探して読みましたが、いまひとつわからず…
実際、オペラは英語なんですがまったくわからず、ドイツ語の字幕ももちろん読めず…。
Wikipediaによると…
『グレート・ギャツビー』(The Great Gatsby)は、アメリカの作家F・スコット・フィッツジェラルドが執筆し1925年4月10日に出版された小説。フィッツジェラルドの代表作であると同時に、現在ではアメリカ文学を代表する作品の一つであると評価されており[1]、Modern Libraryの発表した英語で書かれた20世紀最高の小説では2位にランクされている。
ですってよ?
舞台はすごく豪華でした。
設定は1920年代のアメリカ
衣装やダンスなど、ミュージカルのような演出で、しかしあくまでもオペラなのでした。
休憩時間中、外をみると虹が出ていました。
夜のオペラ座
ドイツ ドレスデンの街並み
プラハの駅も素敵なアールヌーヴォー建築で、まったくどこまでも芸術的な街でした。
広場の屋台で買ってきたプラハ・ハムとビールを飲みながら景色を見ているとあっという間にドレスデンについてしまいました。
そして、ドレスデンへ…!
こちらも「ザ・バロック」な素敵な街です!
(左からHausmannsturm、カトリック旧宮廷教会、ゼンパーオーパー)
ドイツの旧東側に来るのは初めてです。
川(エルベ川)沿いに旧市街が広がります。
このあたりに観光スポットが集中しています。
広くないので歩いてすべて周れます。
(魔笛を演奏中!)
この川沿いはブリュールシェ・テラッセと呼ばれ一番の観光スポットです。
川沿いに素敵なレストランがあります。
ドイツ料理(Radeberger Spezialausschank)
見た目がドイツ料理らしく大ざっぱですが(^^;
【聖母教会】
聖母教会という名前ですが、プロテスタント、ルター派の教会です。
外観も素敵ですが、中も白とピンクのメルヘンなバロックで今回の旅行で見た旅行の中で一番素敵な教会でした。
第二次世界大戦で破壊されてしまい、現在の教会は復元されたもの。
この色の違う部分が以前の教会の残っている部分です。
外に馬車もいました。
【カトリック旧宮廷教会(三位一体大聖堂)】
左側の建物が教会です。
【君主の行列】
レジデンツ城の外壁にマイセンの陶器で描かれた壁画があります。
【アルテマイスター絵画館】
少し西に行くと「ツヴィンガー宮殿」とその中に「アルテマイスター絵画館」があります。
黒に金!
私の中の典型的なバロックイメージ通りでうれしくなっちゃいます♪
アルテマイスター絵画館は、見ごたえのある美術館で多くの有名な絵画が所蔵されています。
最も有名な所蔵絵画はラファエロの「システィーナの聖母」でしょうか。
(画像お借りしています)
聖母マリアも少女漫画風に瞳が大きく可愛らしく描かれています。
下に描かれた可愛らしい天使がとくに有名です。
以前、イタリアに行ったときにこの天使のグッズをたくさん見かけたので、てっきりイタリアのどこかにこの絵はあるのだと思っていました。
ドレスデンにあってちょっと驚きました。
そして、もう一つ有名な絵画、フェルメールの「窓辺で手紙を読む女」
(画像お借りしています)
こちらは残念ながら修復中で見られませんでした。
(そうとも知らず、めっちゃ探し回りました!)
こちらのフェルメール「取り持ち女」の絵は見られました!
一枚の絵の中にストーリーを感じます。
(画像お借りしています)
【ゼンパーオーパー】
ドレスデンのオペラ座です。
ここで何か聴いてみたくて、ドレスデンに立ち寄りました。
ここで見たオペラについては次の記事で♪
旧市街から歩いてすぐのところにはトラムが走り、ショッピングセンターがあるモダンな街になります。
ドイツの旧西側とは違って道路が広くて建物がデカい!!
プラハ エステート劇場「フィガロの結婚」
プラハには劇場がたくさんありますが、このエステート劇場はモーツアルトが「ドン・ジョヴァンニ」を初演したとして知られています。
映画「アマデウス」の中でも使用されていますね。
当時のままの小さい劇場で、天井は高く奥行きはそれほどないので遠くの席からでもよく見えます。
モーツアルトの時代は飲食しながらオペラ鑑賞などできたようで、それも楽しそうですよね。
現在はほかの劇場と同じように飲食スペースがあります。
見てください!
チェコならではの美しい装飾…。
当時はロウソクの灯りでの上演だったのですが、どんなだったんだろう…と想像しながら見るのも楽しいです。
音響は良さそうにみえて実際はそれほどでもなく!?音がほとんど響かない(残響が少ない)です。
オケは大変ですが歌は明瞭で聴きやすい。
地元の人、というよりも観光客が多そうな劇場で客席はほぼ満席で字幕は英語でした。
演出もクラシカルでわかりやすく衣装が素敵です(*'ω'*)
私は2階席正面のバルコニー席というめっちゃ良い席でしたが、これで4500円です!
信じられないほどのお安いお値段です。
プラハに行ったら気軽に見てみてくださいね〜
プラハの食べ物!
【プラハハム】
おそらく、もっとも有名なものはプラハのハム!
薪で焼かれるコレはかなり美味しいです。
これは旧市街広場の屋台のもの
400g〜買えます。
広場にもテーブルなどありますので、その場で食べられます。
私たちはテイクアウトして電車の中で食べました♪
【チェコのビール!】
ビールは本当に安くて美味しいです。
スーパーなどに売っているものは500mlで70円ぐらいから。
ベルギーも美味しかったけど、チェコのビールも記憶に残る美味しさでした。
【ひざ肉】
そして、プラハハムと同じぐらい有名?というかガイドブックに必ず載っている「ひざ肉」
堂々たる風格です。
すね肉の間違いでは??と最初は思ってたんですけど、本当にヒザのようです。
豚足と同じで、コラーゲンぷるぷるでかなり柔らかく煮込んであります。
【その他、肉の煮込み多数…】
クネードリキというパンのような団子のような小麦粉の蒸したものがついています。
チェコの煮込みはビールを使っているそうで、味付けは酢豚のような甘酸っぱいものが多いです。
【チェコの朝ごはん♪】
市民会館の1Fのカフェ「カヴァルナ・オベツニー・ドゥーム」
ここすごくおススメ!
外観も素敵でテラス席も良さそうなのですが、ここはアールヌーヴォー建築が見どころなのでぜひ中で!
メニューはミュシャ(^◇^)
【プラハのスイーツ】
トルデルニックという筒形のパンみたいなもの。
屋台もあります。
この中にアイスやジャム、生クリームなどを詰めるのが流行っているようですが、私はプレーンでそのままいただきました。
以上、プラハの食べ物レポでした♪
プラハ城
プラハ城はカレル橋から歩けます…が、上り坂を登るのが大変そうなのでトラムで行きました。
カレル橋から撮ったこの写真に写っている大きな建物がお城です。
このお城には教会、美術館、大統領府があります。
現大統領もここに出勤されるんですね。
毎日、衛兵の交代式が行われています。
聖ヴィート大聖堂には有名なミュシャのステンドグラスがあります。
教会には一度に入れる人数が決まっているので長い行列に並びました。
教会内部は本当に美しく、細かい装飾がなされたステンドグラスや彫刻でいっぱいです。
ステンドグラスはヨーロッパの教会でどこでも見られますが、チェコのステンドグラスは本当に細かい!
ミュシャのステンドグラス↓
お城を出ると眼下にプラハの街並みが広がります。
暑いから放水車が活躍〜♪
(気温33度ぐらい!日差しが痛い…)
プラハ城の前にたくさんのお土産屋さん、食べ物屋さん、ビールやさんが出ています。
ここからは歩いてゆっくり町に戻ります。
さらに下っていくとお土産屋さんやレストランがたくさんある通りにでます。
その街中に【聖ミクラーシュ教会】があります。
絢爛豪華でヘビーな装飾がゴテゴテ、これでもか!とついていますが、でもやっぱり美しい。
悪趣味と紙一重ながら、やっぱり芸術なんですよね。
ヨーロッパに行くと教会と芸術が深く結びついていることがよくわかります。
壮大な時間とお金。
そして、人間の思考レベルを遥かに超えた、天からのインスピレーションをそのまま表現したと思われる絵画や建築。
そして、とりわけお金持ちでもなく芸術家でもない大勢の労働者たち。
彼らがこういうことに真面目に?取り組むには深い信仰が必要だったと思います。
どういうものが神様に喜ばれるか?という信仰を表現する手段としての芸術。
こうやって中世までさかのぼらなくては、現代ではなかなか見ることができなくなりました。
教会からさらに歩いていくと、ジョンレノンの壁があります。
観光スポットとなっているこの壁には愛や平和についてのメッセージがたくさん書かれています。
ここからまた橋を渡って、旧広場の方へ戻ります。