チェコのプラハにやってきました〜♪
初プラハです!
今回の旅のテーマはズバリ!
ベルリンでベルリンフィルハーモニーを聴く!というものです。
が、せっかくだから以前から行きたかったプラハに行ってみようということになり、飛行機をポーランド航空で「成田→ワルシャワ→プラハ」を取りベルリンまでは電車で移動することにしました。
映画「アマデウス」の撮影舞台となったチェコのプラハという街。
今回やっと行くことが叶いました。(映画を見たのは1984年!)
建築物の装飾が素晴らしく、街が美しく見ていて全く飽きません。
プラハ観光の中心地、Old Square Townという広場があり、この周辺にお土産屋さんや飲食店が多くあります。
この広場の近くに有名な天文時計があります。
一時間ごとに仕掛け時計が動くので、その時間が近くなると人が集まってきます。
この時計で太陽と月、星座の位置がわかります。
ヨーロッパの建物はどの国でも非常に美しいものですが、プラハの建物は格別に美しいです。
バロックやゴシックでありながらも、さらに装飾が細かく繊細でキラキラしています。
(プラハの後にドイツに行ったらシンプルと感じるほどでした)
建物の多くに聖人やら天使やら珍獣?やらゴテゴテついていて、悪趣味と紙一重なものもあります。
プラハの街は観光客で大混雑!です。
どこ行ってもものすごく混んでいます。
カレル橋周辺も大変な人。
プラハはチェココルナという通貨を使っていてユーロではありません。
そして物価がすごーく安いので周辺のユーロ国から週末だけ遊びに来る人も多く、そのため常に大混雑なんですって!
陸続きってうらやましいですね〜
ヴルタヴァ川には大きなクルーズ船からアヒルのボートまで、様々な船がたくさん!
プラハのオペラ座。
オペラ座の建物の上には、たいがい「馬車」が乗っかってますね。
帰国してからアマデウスを見てみたら、プラハの街、全然変わってない!
細かいところは、ずいぶん近代化されお土産屋さんなども増えたのだと思いますが、基本的な街の様子は変わってませんでした。
プラハは長い間、ハプスブルク帝国やハンガリー、ヒトラーなどに侵略され続け、自由を勝ち取るために何度も戦ってきた国なのですが、このプラハを「欲しい!」と思う気持ち、わかる気がするのでした。
キリシタンクルーズ 久我島 奈留島 若松島
福江島は自分ですべての教会をレンタカーで回ることが可能ですが、福江島以外の久我島、奈留島の教会へ行く際はツアーをお勧めします。
久我島には世界遺産に登録される予定の歴史上、信仰上において重要な旧五輪教会があります。
キリシタンクルーズ(土日祝のみ)
http://www.campanahotel.com/gotobus_top/pg565.html
【12.旧五輪教会】おススメ!☆久我島☆
出発は福江港から。
まずガイドさんと一緒に海上タクシーに乗り、船で久我島に行きます。
そして最も行きたかった旧五輪教会へ。
(ここへは船でしか行くことができません。個人で行く場合は、自分で船を手配します。)
久我島は空から見ると面白い形で、実際に栄えている集落は内側となります。
旧五輪教会はもともと浜脇教会の場所にありましたが、建て替え時に今の場所に移築してきたものです。
移築といっても、全部ばらして船で運んで・・・ってすごいことですよね。
この旧五輪教会は世界遺産に認定される予定です。
教会建築としても素晴らしいのですが、この教会には信仰の歴史もあります。
「五島崩れ」と呼ばれる激しい迫害は、この久我島から始まったといわれます。信仰の自由がなかなか認められない中で、久我島は「信仰」を宣言した島でした。
しかし、それが明治政府の逆鱗に触れ、弾圧のきっかけともなりました。
久我島では、「牢屋の窄」で、12畳ほどの空間に200名ほどの信徒が押し込められ(畳一枚に17人ほど)足が床につかない者もいたほどだったそう。
その中で殉教し、死体はそのまま放っておかれ、その状態が8か月続いたといわれます。
子供を含む42名が殉教し、その後、この悲劇が各国に伝えられ非難を受けるようになり、明治政府はキリスト教を認めることになったといわれます。
弾圧が始まった場所でもあり、終わりにつながった場所でもあります。
そして、この時生き残った信徒たちが建てた教会が、この旧五輪教会です。
木造の学校のような教会ですね。
その旧五輪教会の横に、五島で一番新しい五輪教会があります。
世界的にも珍しい、ヨセフが幼子キリストを抱く「聖父子像」のある教会です。
旧五輪教会の内部は、現在ミサは行われていないため、この時は写真撮影OKでした。
旧五輪教会の前の海も静かできれいな海でした。
【13.江上天主堂】おススメ!☆奈留島☆
また海上タクシーに乗り、奈留島に向かいます。
港についたらツアーが用意してくれたタクシーに乗り換えて、江上天主堂に向かいます。
江上天主堂は五島の教会の中でも有名で、雑誌などにも多く取り上げられているのですが、ここは現在、改築工事中でみることができません(2017年8月末まで工事予定)
白とブルーの木造建築のかわいらしい教会です。
パネル写真によるとこんな感じ。
【14.奈留教会】奈留島
今回は江上天主堂が見られなかったから、と奈留教会に連れて行ってくれました。
中はモダンな感じでした。
ここでガイドさんと黙祷の時間を持ちました。
来られたことに感謝。本当に心に残る時間でした。
再び海上タクシーに乗り、若松島に向かいます。
途中、キリシタン洞窟を通ります。
この洞窟の中に潜伏し、生活していたキリシタンがいるそうですが、見つかって密告され捕まってしまいました。この岩の空間の形がマリア様に見えるという説も・・・。
若松島についてから、私はツアー会社の用意してくれたタクシーで宿に向かいます。(別途料金)
宿は若松島から橋を渡って、隣の中通島にあります。
この中通島のことを地元の人は上五島と呼ぶみたいです。
タクシーの運転手さんが、いろいろと地元のことを話してくれましたが、この島は現在クリスチャン人口が多く4人に一人はクリスチャンだそうです。そしてその人口はどんどん増えているのだとか。
タクシーの運転手さんは、私が教会めぐりをしていることを知って、教会の前で車をとめて写真を撮らせてくれたり、教会の説明をしてくれました。
五島列島の人は本当に親切です!
福江島の魅力
福江島には教会以外のみどころもたくさんあります。
【高浜海水浴場】
お天気が良くないこんな日でも海の美しさがわかります。
晴れてればこんな感じ
(写真はhttp://goto.nagasaki-tabinet.com/spot/682/よりお借りしています)
この海の透明度は(水質調査の結果)沖縄より上だと地元の方がおっしゃってました。
沖縄とはまた違うやや緑がかった美しい海の色です。
【荒川温泉】
公衆浴場もありましたが、今回はタオルを持っていないので足湯に行きました〜
が、この足湯が熱くって(現在温度調整不可)、あんまり長く入れなかったのですが、レトロな雰囲気でちょっと休憩ができました。
【五島ワイナリー】
五島列島にもコンカナ王国というリゾートエリアの中にワイナリーがあります。
栽培しているのはキャンベルアーリーというブドウ品種
そのほか、ナイアガラ、デラウエア、マスカットベイリーAを山梨からブドウを購入して醸造しています。
五島列島は船に積むしかないので、やはり物流は大変ですね。
【鬼岳】
鐙瀬溶岩海岸(あぶんぜようがんかいがん)
鬼岳火山からの溶岩が流れ出た海岸が続きます。
手前に見えている樹々は椿の木です。
ここからいろんな島が見えましたが、無人島も多いのですが、数名で暮らしている有人島もあるそうです。
【八十八か所 へんろ道】
福江島は空海さんが滞在した島ですから、教会めぐりだけではなく八十八か所参りもできます。
1番は最初に行ったお寺「明星院」です。
【シスター】
やっぱり長崎らしいと感じます!
教会めぐり2 福江島
五島の海は(…といっても入り江なので海というより湖に見えてしまうのですが)色が本当にきれいで静かで美しいのです。
福江島の教会めぐりの続きです。
【6.水ノ浦教会】おススメ!
「くちびるに歌を」という映画のロケがあったそうです。
美しい白亜の教会。
霧が出てきて白が引き立ちませんが…
ここにはルルドがあります。
ルルドのマリア様は水色の帯をしているのが特徴です。
【7.楠原天主堂】
ゴシック建築の教会ですね。(霧がますます深くてアレですが)
内部はこうもり天井に深紅のカーペット
美しい教会です。
【8.貝津教会】
木造の教会です。
中のステンドグラスはカラフルで素敵!
【9.三井楽教会】
ここもルルドがあります。
周辺の桜は満開でした。
ここのステンドグラスは教会員の方々が制作を学んで自分たちで作成したもの。
珍しい日本ならではの?ステンドグラスです。
(中はステンドグラスのみ撮影OKでした)
【10.井持浦教会】
日本最古のルルドのある教会
ここではルルドの聖水をいただくことができます。
【11.玉之浦教会】
島の端っこにある教会
ここの漁村は素敵でした〜
こういう小さい漁村が大好きです。
海の透明度も素晴らしく・・・。
ちょっと霧のかかった素敵な写真がとれました。
住宅街にある小さな教会で中の椅子もパイプ椅子だったりして、地味ではあるけど、なんだかとっても好きな教会です。
お寺と教会めぐり(福江島)
五島列島へのアクセスは、福岡、佐世保、長崎からそれぞれ船や飛行機で行けます。
私は長崎港からフェリーで福江港へ行きました。
所要時間2時間半ほどです。
福江港について、まずはレンタカーを借りました。
池田レンタカー(港から歩いて行けます。)
ここで地図やパンフレットなどをゲット。
お店の人が福江の地図を広げて、見どころを詳しく説明してくれました。
今回の目的は教会めぐりなのですが、スタートはお寺から(^^;
五島最古の寺であり最古の木造建築です。
空海さんが中国からの帰国の際にお立ち寄りになったそうで、そのころは明星庵という名前だったとか。
そのあと、皇室ゆかりの方がここに関わられたらしく(この正式な菊の御紋のついた灯篭)、皇室をあらわす「院」の名称に変わったとお話を伺いました。
本堂の天井には121枚の見事な花鳥風月の天井画が描かれています。
この色の残り方はすごいですね。
ここの場所は撮影禁止となっていましたが、フラッシュなしならOKということでした。
では、いよいよ教会めぐりスタート!
そして教会めぐりは福江市内の福江教会からスタートです。
【1.福江教会】おススメ!
教会内は基本的に撮影禁止です。
この教会は椿のステンドグラスが素晴らしい大きな教会です。
ここの教会の駐車場で「自称神父」というオジサンが10分ぐらい先の港まで乗せてほしいというので、後部座席に乗せてあげました。
そしたら教会や五島の歴史について語りだし「ぜひ見ておくべきところ」といって連れて行ってくれたのがココ。
六方というところです。
ここに最初の宣教師が上陸した歴史的に重要な場所なんだそうです。(この話の裏はとっておりません…)
【2.浦頭教会】ノアの箱舟をモチーフにしたモダンな教会
この部分は中からみると椿のステンドグラスになっています。
【3.堂崎教会】おススメ!
ここは現在、内部が資料館になっています。
フラッシュなしなら撮影OKとのこと。
当時の踏み絵やマリア観音が保存されています。
五島列島はどの場所も海と教会がセットになっていて素敵です(^^)
堂崎教会の前の海
民家のような素朴な教会でした。
中は昔の学校みたいな感じ。
【5.半泊教会】ここは本当に遠くて大変でした…。
(※昔の交通手段は舟のみだったため、海岸沿いに建てられている教会が多いです。現在は舟ではなく、車で行こうとするので大変、という意味)
けもの道みたいな細い山道をひたすら下っていくと海の真ん前にあります。
2世帯の家族が守っているそうです。
アイルランドからの浄財も使った教会
中は白い壁に水色の柱で、かわいらしい教会です。
ここで私が内部を見学している間に、自称神父さんが前の浜辺で綺麗な石をひろってプレゼントしてくれました。
すべすべのとっても綺麗な石。
この教会を後にし、自称神父さんを港に送り届け、一人での教会めぐりがはじまります。
五島列島(プロローグ)
五島列島に行ってきました〜!
とっても久しぶりのブログ更新♪
だって昨年の6月に恐山に行ったきりなんですもの・・・。
昨年はうっかり働きすぎましたが、その分今年は旅行しまくるぞー!と決めていました。
この後、アンコールワットや熊野古道の記事もアップする予定です。
さて、五島列島はずいぶん昔から行ってみたい場所でしたが、今回やっと念願かなって訪れることができました。(世界遺産に登録される前に行っておきたかった)
いざ、行くとなると本当に攻略の難しい場所でして…。
ネットにもたくさん情報があるというのに、その情報があまり統一されておらず「いろんなところが好きなように情報発信している」という印象。
難しいと思われるポイントは、
・とにかく島の中の移動は車のみ(バス停は結構見かけたのでゼロではないと思いますが・・・。旅行には適さないかと思われます。レンタカーもしくはツアー利用が必須)
・島から島へは船のみ。(島なんだから当たり前ですが、濃霧や時化で欠航になることもあるので日程に余裕がないと怖いです)
・予約は船、宿泊ともに殆どが電話のみ。(今回これが一番参りました。要予約のケースが多いのに電話のみ・・・て。宿泊もなかなか繋がらなかったり、満室だったり、しかも何も証拠が手元に残らない不安・・・)
・クレジットカードはほとんど使えない。(今回の旅で使えたのはチェーン系のレンタカー屋さんのみ)
・現金はおろせないと思ったほうがいい。(手持ちのお金が尽きてもおろせる場所がありません・・・。郵便局はあります。郵貯つくっておくといいかも。)
あと、行ってからわかったことは、レンタカーのナビが古かったりすると、まったく役に立ちませんでした。スマホ必須!googlemap必須!モバイルバッテリー必須!です。
これが道路!?入っていいの!?みたいなところを入ることがありますし。
また1回は新車だったのでナビも新しくてばっちりだったのですが、そのかわり古い住所が入力できずに困りました・・・。五島列島は市町村合併で住所が結構が変わっていますが、ガイドブックや地元のパンフレット、ウェブサイト、など住所がぜんぜん更新されておりませーーん!中には佐世保市と合併した島とかもあるので、要注意です。
今回参考にしたガイドブックは地球の歩き方のガイドブック、「五島列島」です。
最近は計画など立てない私ですが、今回ばかりはガイドブックさまさま!
01 地球の歩き方JAPAN 島旅 五島列島 (地球の歩き方JAPAN島旅)
- 作者: 地球の歩き方編集室
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド・ビッグ社
- 発売日: 2015/04/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (3件) を見る
WEBサイトにいろいろパンフレット(PDF)をダウンロードできるところがあります。
http://www.city.goto.nagasaki.jp/sekaiisan/handbook/index.html
「五島市教会巡りハンドブック」は教会めぐりの必需品。
私はレンタカー屋さんでもらいました!
マリンスキーオペラの「エフゲニー・オネーギン」を見た。
2016年10月16日 上野文化会館
オネーギン:ロマン・ブルデンコ
タチヤーナ:エカテリーナ・ゴンチャロワ
レンスキー:ディミトリー・コルチャック
オルガ:ユリア・マトーチュキナ
グレーミン公爵:エドワルド・ツァンガ
自分の忘備録として思うところを書いておきたいと思う。
私は今までルネ・フレミングとアンナ・ネトレプコのメトロポリタンのオネーギンを(映像で)見ている。
今回思ったこと。
レンスキー役のドミトリーコルチャックは洗練された容姿と明るく透明感のあるテノールで彼が登場するとあたりの空気が変わるほどスター性があり、会場の拍手もひときわ大きかった。
しかし…
このオペラにおいてレンスキーというのはオネーギンとの対比として、「田舎者のイケてない男性」だ。
レンスキーは誠実で実直で、でも冴えなくて女性からは「いい人なんだけどね」で済まされてしまう。特に若い女性には彼の良さがわからない。
それに比べてオネーギンは都会で洗練されていて遊び人で高慢だけれど少し不幸の影が見え隠れし、だからこそ、タチヤーナはオネーギンに一目ぼれをし、レンスキーの婚約者であるオルガもオネーギンに惹かれる。
なのにコルチャックのレンスキーは輝くばかりに素敵すぎちゃって、オネーギンが単なるダメ男に見えてしまう。
2幕目のパーティーシーンは華やかで音楽もさすがでその後の決闘シーンとの落差も際立ち、素晴らしい。
3幕目、オネーギンはパーティで、結婚して社交界で豊に暮らしているタチヤーナに再会する。
ここはこのオペラでも重要な見どころのひとつ。
田舎の冴えない娘だったタチヤーナは、すっかり素敵に洗練された女性となっている。
…はずが、全然変わってなかったんだけど…。
ここは歌手の力量不足か。
せめてもう少し、まわりの女性たちとドレスの色を変えるなどして、目立つような工夫がほしかった。
パーティーのシーンで大勢の人がいるなかで、「どれだっけ?」と探してしまうようではちょっと…。
そこへいくとアンナ・ネトレプコのタチヤーナは見事であった。
彼女の田舎娘っぷりはやや無理があったけれど、もともとの愛嬌のあるキャラでこなし、そして第3幕の登場はまさに「女帝」といった貫録を見せていた。
今回のタチヤーナはオネーギンの「タチヤーナはすっかり洗練されあの時の田舎娘とは全然違う」という説明的つぶやきがなければ、見ているこちらが変化に気が付かないぐらいだ。
タチヤーナの結婚相手のグレーミン公爵のアリアもやや物足りず。
やや低音が苦しそうであった。
ペトレンコで聴きたかったぞ。
最後にオネーギンがタチヤーナに迫るシーンでは、またまた頭の中に「寝言は寝てから言え」がよぎり、見てるだけで腹が立ってきたり「よかったよね、こんなのと結婚しなくて」と思ったり 笑
タチヤーナが「私も今でもあなたのことを愛しています」と言ったときには「まじか!?」とつっこんだり。
いろいろ思うところ満載で、めっちゃ楽しめたオペラだった。