本州最北の大間へドライブ♪

恐山に行ったとき、レンタカーを借りたので本州最北の地「大間」に行ってきました。

大間といえば「まぐろ」ですよね。セリにかけられて億単位で値段がつく有名なまぐろです。
ふだん「海なし県」に住んでるので「海を見たい、まぐろも食べたい!」というわけで海沿いを走って恐山から1時間半のドライブです。


(このまぐろは実物大のサイズをモニュメントにしたものだそうです)

他に石川啄木の石碑があります。青森の人だったんですね。

石川啄木といえば、

はたらけどはたらけど猶わが生活楽にならざりぢっと手を見る

っていうのを思い出すけど、うーーん、この寒い土地ではそれは辛い生活だっただろうと思います…。

海の向こうは「函館」


さて、今日の一番の目的であるランチはこちら民宿&食堂「海峡荘」

海峡荘
TEL 0175-37-3691
住所 青森県下北郡大間町大字大間字大間平17-734


今はまぐろのシーズンではないけれど、まぐろはちゃんと食べられます♪

「マグロだけ」というのも惹かれましたが、せっかくなのでイロイロ食べられる「海鮮丼」をいただきました。

来てよかった〜!

北関東ではお金を払っても食べられない素材です。


大間の帰りに地元のスーパーにいってみました。
このあたりでよく見かけるスーパーMAEDA

この時代になるとスーパーで売っているモノも値段も全国的にほぼ一緒。

違うものといえば、魚介類。
貝類が多く見たことがないものも…。
で、安い。

肉類は珍しいものはないけど、外国産、国産ともに安い。私の地元より2割ぐらい安い。
お惣菜も私の地元より2割ぐらい安い。

このスーパーで夜食のお菓子を買って恐山に戻りました(^^)

霊場恐山

恐山は役1200年前に、慈覚大師円仁によって開かれた霊場で、まわりを八峰の山に囲まれています。


門の前にたつと、それだけで厳かな気持ちになります。

山にぐるっと囲まれていて、岩が並ぶ「地獄」とその奥の美しい湖は「極楽」にたとえられています。

まずは地獄から…硫黄がもくもく出ています。


極楽が見えてきました。

沖縄の海のような明るいグラデーションです。

こちらは3.11の慰霊碑です。

全国から参拝者が訪れ、外国人も多く見かけました。

みんなココロの中にいろんな人を想いながら、歩いているのがわかります。
今はイタコさんは常駐しておらず、お祭りの時しかいないそうです。
昔はイタコさんに霊を降ろしてもらって、聴きたかった言葉を聞いたり伝えたかった言葉を伝えたりしたんでしょうね。

人は死んでもいつまでもココロの中に生き続けるんだなあと思いました。

恐山は、「なんとなく気味が悪い」とか「なにか憑いてきそうでヤダ」という人もいるのですが、そんな空気感はまったくなく、ひとかけらの邪気もなく、ひたすら浄化された清々しい場所でした。
常に供養されているからかもしれません。


【おまけ】
恐山に行く前にどんなところなのかgooglemapで調べてみました。

…なーんも載ってません。これじゃなんにもわからない…

この「霊場アイス」っていうのだけが気になります。
わざわざこれだけが出てるんですよ?



…ありました。

この日も15度を下回る寒さだったせいか、誰もいませんでしたけど(笑)

恐山宿坊体験 2日目

さて、宿坊に泊まった次の朝。

朝も館内放送が流れます。(起こしてくれます♡)
6時半から朝のお勤めがあります。(写真は撮れませんでした)


(長い廊下を歩いていきます)


(一つ目の儀式のあった新本堂)

境内で4人のお坊さんのセレモニーで一人は演奏担当。
演奏は大きな太鼓と巨大なリン(仏壇でチーンと鳴らすやつ)2つ。
大きな音と激しいリズムでびっくり。それに合わせてお経を唱えます。
太鼓とリンの響き、お経がまるで音楽みたいで気持ちよくて!
ず〜っと聴いていたいと思いました。

宿泊者一人一人の名前をフルネームで呼んで家内安全とか祈祷してくれます。
熊本や関東大震災についても祈祷がありました。

もう一か所、また移動して同じような儀式がありました。
ここでもまた素敵な演奏が♪ 


(2つ目の儀式のあった旧本堂)

ここで写真は撮れなかったんですが、たくさんの白無垢の花嫁人形がおいてありました。このお寺には全国から供養をお願いする手紙やその人にまつわるモノが送られてくるのですが、この花嫁人形は「若くして結婚しないまま亡くなった息子が不憫…。どうかあの世でお嫁さんをもらえますように」というものなのだそうです。

へええ、びっくり!

で、その逆(亡くなった娘とお婿さんの人形)は、たった1体。

わたしは親の気持ちはわからないけど、結婚しなかったことについて、息子は不憫で娘はそれほどでもないのだろうか…。

この儀式が終わったら朝食です。
同じように唱和していただきます♪

食事中、いろんなお話をお坊様から聴きましたが、冬の間、恐山は閉鎖されるんですよね。11月から4月までは道路もクローズになります。その間、二人のお坊さんがここにステイし留守を守るそうです。コレ、結構大変な修行ですよねえ。どんだけ雪がふるのか想像もつかないぐらいです。
この雪深い山奥にたった二人でいるって…精神的な強さが要求されますね。(お坊さんなんだからそこは問題なしでしょうけど)
食料がなくなるとスノーモービルで下界に降りるそうです。想像すると可笑しい^^

この恐山、ものすごーく硫黄臭いんですけど、ずっとここにいるとわからなくなってしまいます。
私は今回の旅行を恐山→青森→弘前の順に回ったのですが、恐山を出た後の自分の硫黄臭さに死にそうになりました。

で、持ってきた服などもぜーんぶ硫黄臭くなります。どこかで洗濯しようかと思ったけれど時間もなく…。恐山は最後にした方がいいかも、と思いマシタ☆

青森 恐山の宿坊の宿泊体験

以前から憧れていた恐山にやっと行けました♪

青森駅からJRで2時間ほどかかって下北駅に到着。
そこからはレンタカーです。

下北駅に到着の電車と下北から恐山行きのバスは連絡していますが、1日4本ぐらいしかありません。
バスの時刻表↓
http://www.0175.co.jp/s/s-bus/oyama.html

私は天気が悪いこともあってレンタカーにしましたが、車で行くと途中のこんなところで止まれたりします。

ここのお水を飲むと若返る!そうですよ(^^)
とても美味しいお水でした。

そして恐山が見えてくるあたり、咳き込むほどの硫黄のにおい…。

恐山につく少し手前に三途の川があります。

ワタクシ間違えて、逆側から渡っちゃいました(*⌒∇⌒*)テヘ♪
甦ったぜ(^^)v

今日は宿坊に泊まります♪
初めての宿坊体験です。とっても美しい高級ホテルのような宿坊でした。


(宿坊正面玄関)


(宿坊ロビー)


(宿坊 部屋からの眺め)


なにもない贅沢さ。(テレビありません。携帯もほぼ使えません…)
究極のミニマリズム。本当に最先端です。




夜ごはんは18時からで館内放送が入ります。
今日の宿泊者は私をいれて4名。
群馬県民の私、同じく群馬県民のご夫婦、そして栃木出身の女子大生という超北関東な組み合わせでした)いただく前に「五観の偈」を唱和します。

精進料理でどれもとても美味しいものでした。ヘルシーで嬉しい♡
(ごはんおかわり自由です)

みんなで一斉にごちそうさまをするということで、急いで食べました。

終わったら「偈の後食」を唱和します。

お腹すく人いるかも…。
私はそういうこともあろうかと下界(むつ市)のスーパーで
お菓子を買っておきました(^┰^)ゞ テヘヘ

お酒はこの食堂では飲めませんが、部屋で飲むのは自由だそうです。
売店やお酒の自販機はありませんので、飲む人は買っておきましょう!
(ソフトドリンクの自販機はあります)

ごはんの後は、楽しみのお風呂。

女子大生と一緒に入りに行きました。
外風呂は女湯が2つ、男湯が1つ、混浴が1つ。


(この写真は下北ナビサイトからお借りしてます)
酸性の強いお湯であんまり長湯するのはよくないのですが、おしゃべりしながら入ってたらめっちゃ長くなりました。

なんせ4人中、男性は一人のみ (*^m^)
その人が入っていないのを確認して、全部に入っちゃいました。(湯質が少しずつ違います)

湯治場である恐山のお湯。
貸し切り状態…なんて贅沢。

外のお湯はシャワーなどはありません。ただつかるだけです。硫黄が強いので目が弱い人は痛くてダメな場合もあるそうです。

4つのお湯に入った後、最後に内湯に行きます。
ここも泳げる〜♪ぐらいの広さのお風呂です。
ここのシャワーは真水なのでここで体を洗うことができます。
温泉のお湯は成分が強いので洗い流した方がいいようです。

夜は本当に真っ暗でした。これほど真っ暗闇を経験するのはなかなかないかもしれないですね。
天気が悪かったのが残念ですが、晴れていたらきっと満天の星が見えてたのではないかと思います。

お風呂に行ったときはライトアップされていましたが、美しすぎてまったくリアリティなし。
映画のセットにしか見えない夜の恐山なのでした。

恐山に行く前に仏教のお勉強をしてみました☆

恐山に行く前に仏教のお勉強をしてみました☆

私はもともとキリスト教徒で、ずーっとキリスト教的思想の中で生きてきましたが、最近すっごく「仏教」に興味がありまして、先日都内で仏教のお話を聞いてきました。その話がめっちゃ面白かったのでシェアします。

これが輪廻の図(©鍵和田聖子先生)なのですが、一番下が地獄、上が如来(極楽ではないんですねー)、これを徐々に上に転生していくのが理想というか目指すところなのです。(最終目標はこの輪廻から抜ける(解脱)だそうです)

如来… 目指すべきところ
菩薩… 必ず如来になれる人
縁覚… 自分なりの悟りを得ている
声聞… 仏の声をよく聴ける人
天…  神様の世界(でも、まだ欲や苦しみが残っている)
人…  今 私たちがいるところ
修羅… 戦争を続ける人
畜生… 動物
餓鬼… 一生飢え続ける
地獄… 一生ひどい目に合う

一言で説明するとこんな感じらしいです。
下から上にいけるとは限らず上から下に行ったりもするので、生まれ変わったら動物だったとかまたその逆もあるんですね。

その辺にいる猫やカラスなど、「前世は人間だった」と思って眺めるとすごく面白い。

この地獄から天をの間を繰り返し転生して(六道輪廻)、それ以上、上(四聖)に行けないことが最大の苦しみと考えられています。

それにしても、この図は現世の世界の縮図のようですね。
紛争地帯など地獄としか思えない世界もあり、飢えている世界もあり、戦争ばかりしている人たちがいて、動物がいて人がいる。そしてマザーテレサのような菩薩もいますし。

キリスト教の世界にも輪廻の思想はあったそうなのです。
キリスト教の歴史の中でも、やはり支配する人にとって都合が悪いものは省かれたり、編集されているので聖書も教えも100%完全ではありません。

子供のころから「天国や神様は人それぞれにあるので他の人(や宗教)を否定しないように」と母からよく言われていたのですが(日本でキリスト教徒であるための智慧ですね)、もともと宗教や哲学が好きで勉強していたら、結局「真理はひとつだ」ということがよくわかって、さらにほかの宗教のことを知りたいと思うようになりました。

ひとつのことを様々な違う視点でみるというのは私の趣味のようなものなんです。

仏教のゆるーい感じ、なんでも受け入れてくれる寛容な雰囲気、いいですよねえ。
宇宙を描いた「まんだら」というのも素敵です。

平安時代ぐらいまでは貴族や教養のある人しか実践できない、理解できない難解なものでもあったらしいのですが、「ナミアムダブツ」と唱えればよい、という非常にわかりやすい教えが登場してから爆発的に浄土教が流行し、それからもお坊さんの考え方や時代の要請に合わせて変化してきているそうです。

私は人生は苦である…とは思わないのですが、仏教の
「我々は宇宙の一つであり、よりよい世界を築くためにより良い人生を過ごすことを目指す。自分自身を良くする=世界は良くなる」という思想はとてもいいなと思いました。

私はこの話を聞いてもっと仏教について知りたいと、お話が聴けるお寺を探したのですが、身近にはありませんでした。私はお寺では毎週お坊さんの法話が聞けるもんだと思い込んでました。墓守以外のお寺の役割についても知りたいところです。

恐山では宿坊に泊まるので法話が聴けるそうです!楽しみです。

2015年の振り返り♪

2015年も今日で最後となりました。

ブログを読みに来てくださってありがとうございます。

2015年を振り返ってみると…



タイのチェンマイで迎えたお正月。

朝早起きしてドイステープまで初日の出を見に行きました。
3月までタイ、ラオスを放浪しながら基本、チェンマイにステイ。



帰国してすぐ小豆島にリゾートバイトに出かけ…
海とオリーブの風景に感動しながら2か月過ごし



5月から1か月、ギリシャオーストリアに行って…


念願のサントリーニ島!!
この夢は長い長い年月を経てようやく実現しました。




ウィーンでラトル指揮のリングやネルソンスやティーレマンの演奏を聴いて



帰国して九州へ。
噂通り福岡の食べ物の美味しさに感動しながら、久留米でラーメンを食べまくり、

その後、初☆湯布院



九州から戻って群馬へ引っ越し、群馬県民になり、


地元の役場で2か月お仕事。

12月に再びチェンマイ


忙しい1年でした。

私は変化好きなので、タビや引っ越しが大好き(^^)

昨年の夏に会社を辞めたのですが、それからもう3、4年たったような気がしています。

会社を辞める1年ぐらい前から「モーニングページ」を書いて「脳の排水」をやってました。毎朝、半分無意識の状態で、頭の中をグルグルしている思いを吐き出していったんですね。(夜だと意識がはっきりしているのでダメでした)

今はもう頭がグルグルしなくなったので、やっていないのですが、これはワタシ的にかなり効果があったと思っています。

当時、嫌だったことを吐きだし、自分のやりたいことはなんだっけ??と思い出して書いていました。

読み返してみると、

難しい
無理

という言葉がたくさん並んでました。

今の私の辞書にはない言葉です(笑)

その時に書いた「やりたいこと」は殆どすべてやり終えている状態です。
叶った夢もたくさんあります。

会社を辞めてから1年半、働いたのはたった4か月ですが、なんとか生きています。

働いていないとお金かからないのは本当です。

働いている時よりも働かない今の方がお金がかからないことに気づいたhttp://d.hatena.ne.jp/tabibito-life/20141124/1416823231

タビも何もしていないときは、図書館で借りた本を一日中部屋で読んだり、音楽聞いたり、ドラマ見たりしてました。動かないからお腹もすかない1日1食でOK(^^)

今年2回目のチェンマイ2週間滞在にかかった費用は…

(飛行機代はマイレージなのでゼロ)
宿泊費、滞在費(日々の食費やお買い物代)すべてて3万円ぐらい。
実際はもっと節約できます。わたしは毎日、友達と会って飲んで食べて結構贅沢してました(^^)

海外旅行ってお金かかるって思われすぎているような気がします。ワタシ的には国内旅行の方が高くて行けません…。

会社を辞めてからの18か月は、自分のやりたいことだけをやることにしていました。
とにかく自分のためだけに生きた18か月でした。

私は人生の節目にこうやって自分の時間とお金を贅沢に使うことがあります。
体力があるうちに「自分の好きな経験や体験」と「お金」を交換できたことは幸せなことだと思っています。

本当に楽しかったし、ストレスフリーでいい気分で過ごせているせいか、嫌だと思う出来事や人に出会わなくなりました。

本来の自分に戻れてよかった〜〜!

自分の好きなこと、やりたいことを続けたおかげで、私はどの場所にいても幸せになれるっていうことがよくわかりました。

2016年の夢は…

また日を改めてかきま〜す☆

みなさまも良いお年を!

トークセンマッサージ@チェンマイ

トークセンマッサージ@チェンマイ

前回チェンマイに滞在中にトークセンマッサージというものを知って、トークセンのマッサージ習得コースを受講、修了しました→こちらの記事

日本に帰って周りの人にしてあげると、とっても好評なトークセンマッサージ。

今回も受けてきました。

タイ北部のみに伝わるこのトークセンマッサージは、木槌をつかって軽くコンコンと体の線(およびツボ)を叩いていきます。
カラダの殆どは水分でできているため、この振動が波動となって体中に広がり、指で押していくマッサージとはまた違う効果が得られます。

すごく肩が凝ってたりすると「強くもみほぐしてほしい!!」って思いますが、このトークセンは強い力を加えなくても自然と全身がほぐれていきます。

こんな素晴らしいトークセンですが、現在、チェンマイでも受けられる場所はとても少ないです。

ひとつは技術を持っている人が少ないこと。
もう一つは、コンコンと音がするので、ほかのリラクゼーションと一緒の空間でできないとマッサージ店経営者が考えるらしいです。

わたしがいつもいくのは、ターペー門の近く、セブンイレブンの隣の白いお寺の中にあるマッサージ屋さん。
ここは全部のマッサージを同じ空間でやってます。笑

わたしが行ったとき、お客さんが一人もいなくてマッサージの台の上に、スタッフのみなさんがゴロゴロとトドのようにお昼寝中でした。(写真が撮れなくて残念でした。)

今回はトークセンについてのこんな素敵な看板もおいてありましたよ。

担当してくれたのは若い女の子。
ちょっとたたき方が強めだったので(痛みはまったくありません)、びびってしまい、あまりリラックスできませんでしたが(笑)、普通のタイ古式マッサージ(ストレッチ)も時々取り入れながら、全身もみほぐされ、体がとてもかるーくなりました。

1時間で200B(660円)です。

チェンマイの街中のカジュアルなマッサージ料金の相場は安いところで
60分150B〜200Bぐらい。高くても60分300Bぐらいではないかと思います。
(高級SPAになるともっと値段は高くなります)

金額の差は、技術の差と設備の差だと思います。

空間に椅子を並べただけの簡易マッサージ屋さんから、個室があったり、お茶やフルーツを出してくれたりするところまであります。

また、高級SPAのスタッフはきちんと訓練を受けていて、人の扱い方が全然違います。

チェンマイに来たらぜひトークセンマッサージを体験していただきたいのですが、ひとつ注意点は骨がもろい人は避けてください。ちょっと間違って骨を叩かれたときに普通は大丈夫ですが、骨がもろいと(骨密度が低い高齢の方など)はひびが入ったりすることがなきにしもあらず。です。