恐山宿坊体験 2日目

さて、宿坊に泊まった次の朝。

朝も館内放送が流れます。(起こしてくれます♡)
6時半から朝のお勤めがあります。(写真は撮れませんでした)


(長い廊下を歩いていきます)


(一つ目の儀式のあった新本堂)

境内で4人のお坊さんのセレモニーで一人は演奏担当。
演奏は大きな太鼓と巨大なリン(仏壇でチーンと鳴らすやつ)2つ。
大きな音と激しいリズムでびっくり。それに合わせてお経を唱えます。
太鼓とリンの響き、お経がまるで音楽みたいで気持ちよくて!
ず〜っと聴いていたいと思いました。

宿泊者一人一人の名前をフルネームで呼んで家内安全とか祈祷してくれます。
熊本や関東大震災についても祈祷がありました。

もう一か所、また移動して同じような儀式がありました。
ここでもまた素敵な演奏が♪ 


(2つ目の儀式のあった旧本堂)

ここで写真は撮れなかったんですが、たくさんの白無垢の花嫁人形がおいてありました。このお寺には全国から供養をお願いする手紙やその人にまつわるモノが送られてくるのですが、この花嫁人形は「若くして結婚しないまま亡くなった息子が不憫…。どうかあの世でお嫁さんをもらえますように」というものなのだそうです。

へええ、びっくり!

で、その逆(亡くなった娘とお婿さんの人形)は、たった1体。

わたしは親の気持ちはわからないけど、結婚しなかったことについて、息子は不憫で娘はそれほどでもないのだろうか…。

この儀式が終わったら朝食です。
同じように唱和していただきます♪

食事中、いろんなお話をお坊様から聴きましたが、冬の間、恐山は閉鎖されるんですよね。11月から4月までは道路もクローズになります。その間、二人のお坊さんがここにステイし留守を守るそうです。コレ、結構大変な修行ですよねえ。どんだけ雪がふるのか想像もつかないぐらいです。
この雪深い山奥にたった二人でいるって…精神的な強さが要求されますね。(お坊さんなんだからそこは問題なしでしょうけど)
食料がなくなるとスノーモービルで下界に降りるそうです。想像すると可笑しい^^

この恐山、ものすごーく硫黄臭いんですけど、ずっとここにいるとわからなくなってしまいます。
私は今回の旅行を恐山→青森→弘前の順に回ったのですが、恐山を出た後の自分の硫黄臭さに死にそうになりました。

で、持ってきた服などもぜーんぶ硫黄臭くなります。どこかで洗濯しようかと思ったけれど時間もなく…。恐山は最後にした方がいいかも、と思いマシタ☆