チェンマイのお仕事風景〜微笑みの国のゆる〜い働き方

チェンマイのお仕事風景〜微笑みの国のゆる〜い働き方

おしゃべりしている、スマホしている、音楽を聴いている、なにか食べている、寝てる…。

これは、チェンマイのショップや飲食店でのスタッフのみなさんの一般的な様子ですが、こんな風景が日常のタイ。

ヒマそうな小さいお店にヒマそうな従業員が5〜6人というのもよく見かけるんですけど、人件費が安いんでしょうか…。謎です。

お店に入っても完全無視→→→→ゆっくり店内の商品を眺められるのでわたしはうれしいけど。

レジに商品をもっていっても、スマホに夢中で全然気づいてもらえないこともよくあります。「あのーすいません…」と声をかけると「あぁーーん?」とウザそうにこちらを見る反応もよくあります。

わたしはこういうのが全然腹が立たなくて、むしろ「そんなゆるく働けていいですねえ…」と羨望のまなざしで見てしまいます。

わたしも接客業経験があるけれど、多くのところは私語禁止だと思います。これぐらいゆるく働けたらいいな〜。

こちらで何度か聞いた話ですが、こちらの人は朝起きて「気が乗らない」と仕事に行かない。だから欠勤や遅刻は普通にあります。そして注意しようものならすぐに辞めてしまいます。微笑みの国では、注意されたり怒られたり、という経験はあまりみんな持ってないみたいで、現地の人を雇用してトレーニングするのは本当に苦労の多いことだと思います。

すぐに辞めてしまえる、というのもうらやましいですね〜。

特に田舎では「勤めに出る」という働き方が、わりと最近のことなのです。(それまでは実家の農作業をやったり、お店を手伝ったり、という自分の家で働くことが一般的だった)だから、「なんのために」というところがクリアでないとすぐに辞めちゃうんですね。

暖かい土地だと食べるものに困らないし、お給料をもらってもそれで「買いたいもの」がないと、お金自体があまり意味を持たなくなります。

またしても「豊かであること」とか「貧困とは…」ということを考えてしまいました。

日本は「お金」がパワーや意味を持ちすぎかもしれないですね。