韓国人の女の子キムさんとの話アレコレ

ラオス南部をタビしている途中で、キムさんという韓国人の女の子と知り合い、ゴハン食べながらいろんな話をしました。
わたしは、いままで韓国には行ったことがなく韓国人の友達を持ったことがないので、いろんな話がとても面白くて「いやあ、日本も一緒、一緒!」って思うこともあるし、「ええ、それは日本とはちがうなあ」と思うこともありました。

たとえば…

■韓国では、女の子は30歳までに結婚しないとすごく厳しい。結婚かすごいキャリアどちらかを手に入れていない人生は大変。

■韓国の男の人は結婚したらなにもしない。家事も一切しない。そういう意味で共働きは女子にとって大変すぎる。

■韓国では女子は結婚で一度仕事を辞めたら(企業は若い方を好むから)再就職は難しい。だから(再就職しなくても食べていける)リッチな男の人と結婚することにエネルギーを使う。

こんなところは、おおむね日本と似てるな〜と共感しつつ、違うなあと思ったのは「支払い」について。

キムさんと一緒にご飯を食べたときは、割り勘していたのですが、「この割り勘がすごくラクでいいわー!」といっていました。韓国では年上の方が支払う習慣なので、結構支払う側の金銭的&精神的負担になるらしい。必ずしも支払わなくてもいいみたいだけど、その場合ちょっと違和感(罪悪感)を感じるようです。

そのほか、食事中に上司が通りかかったら、立ち上がって挨拶するけど、ほとんどの場合、その上司が食事代を支払っておいてくれる。(これはすごい!)

そのほか、韓国人は友達同士で「あなたのそういうところは良くない!」と指摘しあうそうです。これで喧嘩になることもあるけれど相手のためにも指摘した方がいいとの考えとか。

日本人って、身内とかよほど親しい間柄じゃないと「それはいやだ!」ってことを伝えないかもですね。「この人なに!?」って思うような人とは、最初からたぶん友達にならないし。何度か会って波長が合わないと思ったら、イチイチそれを指摘せずになんとなく疎遠になると思うんですよね。

キムさんは言ってくれないことを察しなければいけないのは、すごく大変だといっていました。「空気を読む<reading air>って疲れない?」って聞かれましたが、そりゃ私も疲れますよー!読んでみたものの正解がわからないし。だけど全部を指摘し合うのも疲れるなあ…。

キムさんはすごく日本のことに詳しくて、好きな日本の芸能人や村上春樹吉本ばななについてまで話は及びました。

わたしはほとんどテレビをみないので日本のドラマの話や芸能人の話題は顔と名前を思い出すのがせいいっぱい。

村上春樹は何冊か読んだことがあるけれど、わたしはそれほどピンとこないんですよね。でも本当に世界中にファンがいる作家ですね。韓国でも大人気だそうです。

村上春樹の作品は「身近な人を亡くした体験を持つ主人公=トラウマを背負っている」その悲しみに共感するらしいです。

わたしは日本の芸能や文化についての知識が以前から弱いんです…。こういうものは語学力ではフォローできない部分なんですよね。語学というものは、いずれウエアラブル端末を使えばしゃべれるようになると思っているけれど、しゃべる内容だけは自分の中からしか出てこない。すべての知識はもてないけれど、ついていける感性やセンスは磨いていきたいと思うのでした。

そうそう、キムさんは以前つきあってた日本の男の子に「I miss you」とメールしたら、「お互いに会いたいという気持ちがあれば、いつか会えるよ」というような返事が返ってきたらしい。これって彼女的には???だったらしいです。わかるなあ。こういう返事って日本人の男子っぽい。

こういう時はシンプルに「I miss you, too」でいいんですよ!