日本人にとって英語習得が難しい7つのワケ

英語ニガテですか?わたしもです^^;

昨日、日本語教師の資格を取ったことについて書いたのですが、日本語学を勉強しながら英語と日本語の違いや英語がどうしてこれほど日本人は難しいと感じるのか、を考えました。

【1.日本語は主語がいらない】
英語は常に主語が必要。私やあなた、彼ぐらいなら簡単だけど、「一般的に社会では○○といわれています」みたいな文章だと、主語は??となってしまう。わたしもアメリカでレポートを書くとき、イチイチ主語に悩んだものでした。

【2.日本語は語順がわりと自由】
英語は語順が決まっていて、これが入れ替わると意味が違ってしまうか通じなくなってしまう。

【3.日本語には前置詞がない】
英語でどの前置詞を使うのかは、慣れないと悩みます。英語の場合は間違うと意味が違ってしまう。前置詞の代わりに「てにおは」がありますが、日本語は多少違っても通じます。(意味が変わるものもあります)

【4.日本語は単語が豊富】
日本語は単語自体が豊富で覚えるのは外国人にとっては大変かもしれない。英語は逆に単語自体は少なく、組み合わせ(熟語、イディオム)で表現するものが多いので、これが日本人にとっては大変なのです。

【5.日本語は単数と複数がそれほど重要ではない】
英語はどうして単数か複数か?1なのか2以上なのかがそれほど重要なのか今もってわからない。これも常に考えなくてはいけないので大変。単数だとaをつけるとか三単現のsをつけるとか、その他も変化するのが面倒。

【6.日本語は母音が少ない】
日本語には母音が5つしかない。英語は20個といわれていて発音自体が大変。しかも発音違うと通じないことも多い。

【7.日本語と英語は周波数が違うので聞こえない音がある】日本語は周波数が低く英語は高い。この音の聞こえ方は10歳ぐらいまでに完成されてしまうようです。大人になると周波数が違うものは雑音として脳が処理してしまうのだとか。


逆に日本語の方が難しいと思うのは、男女の言葉遣いの違いや敬語。「どうせ、やっぱり、なんとか」など曖昧で英語にはない表現が多いことなど。

日本語には曖昧な単語や表現が多いため、モノゴトを曖昧にすませることもわりと簡単で「考えとく」や「行けたら行く」などという言葉でも完結できる。が、外国では誤解のもと。
英語には曖昧な単語がないため、ネイティブの人でも表現にはとても気を使ってダイレクトにならないようにしていることに現地に住んでいる時に気がつきました。

日本人は「アメリカに行ったら曖昧な表現は許されないのだ。イエスノーをはっきり言わねば!」と微妙にズレて刷り込まれていて、なにかを断るときに「NO!!」とだけきつくいって相手をビックリさせてしまうことがある。

こういう時、現地の人は「本当はとっても行きたいんだけど、○○だからダメなの」と、すごく残念ということをアレコレ言葉を駆使して表現する。だけど、返事は曖昧にせずダメなのだということははっきり言う。

これは、なかなか日本人にはなかなか難しい。だって、曖昧な単語そのものを持つ私たちはこれほど苦心しなくても「察してもらえる」文化があるから。こういった文化の違いも日本語⇔英語の理解を難しくしていると思われます。

言葉はコミュニケーションのツールなので、長期的にみると言葉が言語学的に正しいかどうかよりも、やはり伝えたい気持ちや話す内容が大切。日本の中で空気読んで当たり障りないことばかり話していたら、英語ができるようになっても話す内容に困るかも!!