お墓を持たない選択はアリか!?

NHKクローズアップ現代「墓が捨てられる〜無縁化の先に何が」を見ました。

実は、わたしはお墓参りというものをしたことがありません…。先祖の墓はあると思いますが、私の両親も墓参りをしない人々でした。

子供の頃、「先祖の墓は四国の田舎にあるが、誰もそこに残ってないのでお寺にお金を払って管理してもらっている」と聞いたことがありますが、いまはどうなっているやら。

父親は「墓なんて金かかるばっかりでバカバカしい」という人だったので、両親の墓もなく、もちろん私自身の墓も購入してません。

特集では、不法投棄されている墓石のことなどがとりあげられ、無縁墓の増加の理由として「生まれたところで一生を終える人が少なくなっていること、少子化の影響など」があげられていました。散骨や樹木葬など形式もいろいろ変わってきましたが、生前に決めておくと残された人がラクだと思います。

番組にも墓を持たない選択をしたご夫婦が出ていました(まだご存命)。自分たちの代で墓を終わらせる墓じまいというのがあるのですね。

私の親は私が子供のころから大学病院に献体登録(解剖実習に使用される)していました。病院によってさまざまですが亡くなった後すぐに引き取ってくれ、遺骨にして返還してくれるのでとてもラクでした。お墓も持たないと決めていたのは、私のタビビト体質をよくわかっていて、お墓にしばられたらかわいそうだと思ったのかもしれません。

わたしの家は、「死んだらこのようにしてほしい」というのをよく話している家庭でした。本当に死にかけている時にはなかなか話題にしづらいと思うので、元気な時に話しあっておくのがよいと思います。(私の母は死にかけているときも死んだ時に着る服をアレコレ考えていましたが…!)

墓がないぐらいの家庭だったので、当然仏壇もなく、法事もありません。うっすら命日忘れそうです^^;

返還してもらった遺骨は、私が旅にでたとき、あまりいろんなところを周れなかった親のために旅先の川や海に少しずつ勝手に散骨しています。

この話をすると「いいわねえ、私もそれがいい」という人はわりといるので、今後そういう人は増えるかもしれませんね。

とりあえず、お墓を持ってなくて先祖に祟られたこともないし、困ったことも一度もありません。

よって、お墓を持たない選択肢!ぜんぜんアリですよー!