土浦全国花火競技大会

10月4日(土)に土浦で行われた花火師競技会に行ってきました。

花火師の技を競う競技会は、花火大会や納涼会の花火とは一線を画すもので、花火大会がエンターテイメントだとすると競技会は芸術鑑賞。

基準となる花火が打ち上げられ、それに点数がつけられる。その点数を基に他の花火にも点数がつけられて順位を競う。競技会の花火は、タイトル・音楽が花火と合っているかどうかも重要なポイント。

競技会の花火は橙色、さくら色、藤色、もえぎ色など和の色が印象的。夜空にはじける花火はまるでシャンパーニュの泡のように繊細。

今回面白かったのは、

■スタートの時に、花火師さんたちが並んでスポットライトがあたり、代表の花火師さんから挨拶があったこと。一列に並んだ花火師さんはとても素敵でカッコイイ!!

■花火タイトルが日本語・英語で紹介されたこと。

■広告提供がイマドキ(介護施設とか)なこと。

■レクチャー花火(花火の型や種類などを、実際に花火を打ち上げながら解説)してくれたこと。

今回の優勝は、地元茨城の野村花火工業のもの。野村花火工業はこの業界では有名で全国のいろいろな競技会でも常に優勝候補。過去、内閣総理大臣賞も11回獲得している。

やはり緻密に計算された隙のない美しい花火で、今回も優勝でした!

今回は全国の花火の追っかけをしている友達が大阪から参加。正面桟敷席をゲットし、とてもいい席で観覧できました。私は前の晩&朝早くから人数分のお弁当を作りました。

それにしても、この桟敷席、高さ1mぐらいに組んであるけれど、いったい何万人ぐらいの人たちがのっているのだろう??茨城のこのあたりが地震の巣であることを考えるとかなり怖かった。

5日の夜、BSで放送があったけれど、テレビでみる花火の色は実物ほど繊細に表現されておらず、明るい色は飛んでしまっているし、見せ方や構成も下手。オジサン3人の「うわあ!!」連発の解説はうるさいだけ。秋田の大曲の大会中継は綺麗だったので、これは制作側のレベルの問題だと思う。

テレビと実物ではまるで別モノなので、花火師競技会や新作発表会がお近くであったら行ってみてくださいね〜!