三井昌志さん講演会〜三井さんの写真の美しさのヒミツ〜
わたしの師匠、かさこさんが「次元の違う写真」と大絶賛されていた三井昌志さん。
銀座の写真展にも行ったのですが、この素晴らしい写真を撮るヒミツを知りたくて講演会に行ってきました。
- 作者: 三井昌志
- 出版社/メーカー: 雷鳥社
- 発売日: 2014/08/15
- メディア: 単行本
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http://www.tabisora.com/ 三井さんのHPたびそら(美しい写真の数々!)
http://kasakoblog.exblog.jp/22404801/ かさこさんのブログ
三井さんがこれまで旅してきたインド、東ティモール、アフガニスタン、などの写真をみながら、旅先でのエピソードを話してくれた。
インドの火の上を歩く人たち、裸で生活をするジャイナ教の僧侶、インドにはびっくりするようなことが今でもたくさんあって、写真をみて話を聴くだけでも価値観が揺さぶられるが、実際にそれを目撃し、体験してきた三井さんには、毎回、価値観を叩き壊されるような体験だったと思う。
そして、その価値観が壊されて行くにつれて、撮る写真がどんどんピュアになり真理に近づいていった、そんな気がする。
三井さんの写真が他の人の旅写真と大きく違うのは、多くの価値観の違いに触れた体験の多さゆえ、あらゆる思い込みや先入観から解放されて自由になり、その透明感が写真に表現されているところだ。
才能やテクニックを遥かに超えたもの、つまり三井さんには、世界はこのように見えているということだ。
見えているからそれを写真として表現できる。
わたしはいままでのタビ中で、ほとんど写真を撮ってこなかった。目の前の風景や人や食べ物に夢中になってしまうので、写真が面倒になることと、うつくしい風景をみても、そのホンモノ以上の写真が撮れないので、写真に残すことにあまり興味もなかった。
今年になって、ミラーレス一眼を買って写真を撮り始めたのは、日常のまわりにある美しいものに気づく感性を養いたいと思ったから。
でも、思うように撮れないとき「カメラに問題があるのでは!?もっといいレンズが必要なのかも!テクニックを勉強すればいいかな?」などと思っていたのですが、なんだかとても大切なことに気づけたような気がしました。
あと大事なのは、やはり数をこなすこと!
三井さん約500枚/1日 かさこさん約1000枚/1日 だそうです。スゴイ!