ラオス、シーパンドンからパークセーへ移動&パークセーのお金持ちの家!
ラオスの楽園、シーパンドンからタイに戻る前に一度、パークセーの街に戻ります。
シーパンドンからは驚くほどいろんな場所にバスが出ています。タイのウボンラチャタニ、ラオスのビエンチャン、ルアンパバーン、カンボジア…。
朝、チケットに書いてある時刻の15分前に船着き場にいってみるけど、だーれもいない…。
めっちゃ不安です。
場所間違えてるのかなあ。
時間が迫ってきてもだれもこないし船が出る様子もありません…。
やばい…これは誰かに聞かねば!
しかし、このあたりは、あまり英語が通じないので、まず英語が話せそうな人を探す必要があります。
しばらくウロウロしてみるとホテルで外国人と話している地元の人らしき人を発見。
その人を捕まえて船について聞いてみると、さっそく船を出してくれる人を呼びにいってくれ、私一人を乗せて船は出発してまずは一安心!
この景色ともお別れと思うとさびしい…。
それにしても外国ってこういうところが不安ですよねえ。
時間どおりの船に乗らないと、そのあとのバスに乗ることができなくなります。
ぼーっと待ってないで、ガンガン動くことが必要ですね。
さて、パークセーの街に入っていく大きな橋を渡ったところに、巨大な宮殿があります。
最初にこの建物を見たとき、パークセーの市庁舎だと思い、「お、パークセーわりと大きな町じゃん」って思いました。
そしたら、なんとこの市庁舎だと思った巨大な建物は「個人宅」だそうです!
ラオスの金持ってすごいですね。
一代で築いた「コーヒー王」のおうちです。
メイドさん専用の建物もあります。いやー、ここでいいから住みたいなあ。
きっとこのコーヒー王の家のトイレは、わたしのアパートの部屋より広くて豪華なんだろうなあ…。
恐るべし!ラオスの金持!
東南アジアは貧富の差が激しいところです。
タイでも固定資産税や相続税がないため、金持はずっと金持のままだそうです。
ラオスではNGOで働いている人に何人か会いましたし、現地の人が「これは日本のJICAの協力で作られたんだよ」と教えてくれることもありました。
では、ラオスがすごい貧困か?というと観光地だけでなく途中の車窓からみる風景では、それほど貧しい感じは受けませんでした。首都ビエンチャンでもパークセーでもホームレスは見かけませんでした。
やはり暖かいので食べ物にはまず困らないそうです。
そして家族や人のつながりというセーフティーネットもあります。
少数民族の村で「お金、お金!」といって寄ってくる子供たちの顔も貧困で困ってるというより無邪気さを感じました。(といってもここは観光地なわけですが)
ラオスも現在は経済発展していて経済的には右肩上がり。
わたしの印象ですが、現在、日本の貧困の方がずっと深刻なように思いました。
こういうところにくるといつも「豊かさ」について考えさせられます。
特に急速に経済発展したり(バブル)、街が投機の対象となりコンドミニアムなどがバンバン立ち始めると街が荒れる感じがします。
非常に勝手ながら「このまま素朴でのんびりした街のままでいて〜!!」とも思います。
でも街も「生き物」だから、このサイクルをめぐるのは宿命なのかもしれませんね。