このミッケリフェスティバルで、びっくりすることがありました!

初日にMERJAさんにお会いした時、チケットと一緒に招待状をくれたのです。

コンサートが終わった後にゲルギエフが来るパーティの招待状です!!

どっひゃ〜〜!!

私は、あんまりにもびっくりして、ど、ど、どーしよ〜とあせりまくりました。

実は、MERJAさんに渡してもらえるかもと思って、日本からゲルギエフにプレゼントを持ってきていたのです。「まさかの手渡し!?」と舞い上がってしまいました。

なんか、こういう衝撃的なことって、嬉しさ半分、怖さ半分。(なにが怖いんだかわかりませんが・・・。)

会えるなんて、思ってもいなかったので、嬉しさよりも事故にあったような衝撃でした。

ゲルギエフに会えるなんて、こんなすごいことがあったら、もう私はこの先、どんな幸せにもぴんとこなくなるかも・・・この先、なにを楽しみに生きていけばいいのか、とかなり哲学してしまいました。

パーティーが行われたのは演奏会2日目の夜、演奏会が終わってすぐのこと。

パーティが始まる前も、どーしよ・・・とやっぱりあせりまくっていました。だって、私、一人できたし、連れもいないし、遠くからひと目見たらそれでいいわ〜と恐る恐る会場(といっても、この小さなホールの中の一角ですが・・・)に行ってみました。

それにしても、外国でのこういう場はどこもそうなんだけど、カップルか家族がほとんどで、一人で来てるのなんてわたしぐらい。めっちゃ浮いてる気がする…。

会場には20人ぐらい招待された人、その他スタッフの人たちがシャンパンを片手に談笑しておりました。私もシャンパンをもらって待っていると、隣にいたご夫妻が話しかけてきてくれました。アメリカのフロリダにお住まいで、10年ほど前、日本に住んでいたことがあり、毎年このフェスティバルにきているんだそうです。私がプレゼントを渡そうともくろんでいることを話すと「彼が入ってきたら、すぐに渡しに行かなくちゃだめよ。でないとすぐに人に囲まれて近付けなくなるわよ」と言われたけれど、「え、いや、むりむり」って感じ。

そこにゲルギエフが入ってきました。じゃーん!

コンサートが終わった後で、少しお疲れ?

まずは、彼もシャンパンを受け取って、乾杯前のスピーチ。

「このミッケリでは、コンサートはもちろん、美しい自然も楽しんでいってください。音楽祭は世界中行われているけれど、どこも運営に苦労しています。ミッケリは今年で20年目で、うまくいっている方だと思います。」
というようなことをしゃべってました。

意外と長かったです。そして、かんぱーい!

この時、彼との距離は10mもないぐらい。

一瞬の間があって、その婦人がハーイ!と手をあげて「私は、もう7年もここにきてるんだけど、ここにいる彼女(私のこと)は、今回日本からはじめてきて、あなたにプレゼントがあるんだって」と言ってしまいました。

私は、皆が見守る中、彼にプレゼントを渡す羽目に・・・。

私はモノヅクリの仕事をしているので、自分が造ったものを渡したいと思っていたのだけど、まさかの手渡しでした!間近でみるゲルギエフは、目が大きくて、ネコのキャラクター、ガーフィールドにそっくり。

2012年2月、サントリーホールで行われた復興チャリティーコンサートに行ったことや、2012年秋の来日の話などを少しして、「僕は日本にもう5、60回行ってるからね。君もミッケリに毎年きてね。また日本で会いましょう」といって、ハグして握手してくれました。写真やサインもありますが・・・。

なんか自分にとってすごすぎる体験で、幸福感というよりやっぱり衝撃しか印象にありません。やっぱり彼は、ステージの上がステキです。

(夜の10時半ぐらい。明るいですね!)

※この出来事は、時間がたってもショーゲキ的すぎて、写真を見返すことも殆どありませんでしたが、せっかくなので書いてみました。