コンサートの模様♪

私は音楽の知識はまるでなく、感じたことを言葉にする力もなく とても残念です。

7月1日 

Strauss: Don Juan

Strauss: Burleske in D minor for piano and orchestra

Liszt: Totentanz - Paraphrase on Dies irae

Rachmaninoff: Symphonic Dances, op. 45


オープニングはリヒャルトシュトラウスの「ドン・ファン

華やかな出だしで、世の中にこんなに美しいものがあるのか!と思いました。
マリインスキーの音のキラキラした感じが大好きですが、シュトラウスはそれに輪をかけて華やかさが出ます。
マリンスキーの金管 サイコーです。

リストのピアノはデニス・マツーエフ
この人の演奏を20年ほど前に大阪でみたことがあります。
3大ピアノコンチェルトを弾く!というもので、チャイコフスキーラフマニノフショパンをまったく軽々とひいてくれました。当時はもっとスリムだったような??(^^;

ベテランとなった今は、もう怪物に見える。
ピアノが壊れそう…!と思うような迫力と共にため息のでるような美しい弱音も出して、もう自由自在!

ゲルギエフはライブが断然面白い、と思うのですが、そのライブ感にマツーエフの演奏はぴったりです。

7月2日

Sibelius: En Saga

Grieg: Piano Concerto in A minor, op. 16

Mussorgsky-Ravel: Pictures at an Exhibition


シベリウス・エンサガ

美しく震えるような響きで、このフィンランドの地で聴くのはまた格別です。

ヘルシンキでみた風景やいつも町中にカモメが飛んでいる情景と音楽がぴったり重なって、ものすごく納得しました。

グリーク・ピアノコンチェルト

ピアニストがちょっと緊張してる風。

オケはしっかりグリークなのに、ピアノはなんだかショパンみたい。

ペダルをたくさん使った優雅で豊かな音色。

アンコール曲など別の曲でもやはりショパンに聞こえてしまいました。

ムソグルスキー 展覧会の絵

素晴らしい音、メリハリのある演奏と迫力。

ゲルギエフもマリインスキーも大得意な曲。

これほどエキサイトした彼の指揮を久々にみた。ひたすらマリインスキーの音、素晴らしい演奏でアンコール!

アンコールはなんとローエングリン第3幕への序奏。
一瞬にして空気はワーグナー1色になりました。

プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番

パーティで「イチゴ食べた?美味しいよ〜」と声をかけてくれたオジサンが、ピアニストでした!びっくり。

ものすごい熱演で倒れてしまうんではないかと心配してしまった。

大迫力のうちに終わり、おじさんは自分のパフォーマンスに感動してました。

ゲルギエフとの共演でたまにこういうソリストが感激しているのを見かけることがあります。プロコフィエフは、ゲルギエフも思い入れのある作曲家。

とてもいい演奏でした。

7月5日

Verdi: Attila (concert performance)

Valery Gergiev / Mariinsky Theatre Symphony Orchestra & Chorus/

Anna Markarova (Odabella), Sergei Skorokhodov (Foresto), Vladislav Sulimsky (Ezio), Ildar Abdrazakov (Attila)

オペラ ベルディ アッティラ 演奏会形式

ミッケリの街の中心にある教会で行われたオペラの演奏会形式。

とても素敵な教会でした。人数的にはミッケリホールよりもたくさん入りそう!

音響も素晴らしくて、なにより街の人が「ちょっと来てみました〜」というカジュアルな感じがステキ!
市長さん夫妻も来ていました。

7月6日

Valery Gergiev / Mariinsky Theatre Symphony Orchestra / Sergei Khachatryan, violin

Liadov: The Enchanted Lake

Tchaikovsky: Violin Concerto in D major, op. 35

Prokofiev: Symphony No 6 in E-flat minor, op. 111

ゲルギエフチャイコンが聴けるなんて、本当に感激でした。
ヴァオリンはセルゲイ・ハチャトリアン。
若いのに円熟な音でした。彼のヴァイオリンはストラディヴァリで日本の財団がスポンサーだそうです。
優雅な優雅な演奏でした。音の着地が美しいんですよね。

フェスティバル最後の演奏でした。
終わってしまうのか〜〜と寂しい気持ちに・・・(´;ω;`)ウウ・・・

ミッケリ・フェスティバルでは、夜だけでなく昼間もパフォーマンスがあります。
コンサートホールの小ホールや町の教会でリサイタルや室内楽の演奏が聴けます。
私は昼も夜も・・・という体力がなく、昼間は一度だけ「Mariinsky Wind Quintet 」の演奏を聴きました。モーツアルトハイドンを教会で聴くのもとてもよいものでした。
これも町の人たちが、家族や子供連れで来ているカジュアルなもの。

音楽のほかに、フットボールの試合もあります!(私は見てませんが)
ミッケリ VS マリインスキー 

本当にタフですよね〜!